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単身引越しの段取りガイド

一人暮らしの引越しは、ファミリーよりも手続きが少なく費用も抑えやすい一方で、働きながら・学びながら準備を進める段取りや、当日の立会いを一人でこなす動き方、家具家電をどこまで持っていくかの判断に独自のコツがあります。このガイドは、引越しを「いつ・誰に・何を連絡するか」の順番で追える段取りハブとして構成しました。1ヶ月前からのタイムラインを軸に、役所とライフラインの手続き、荷造りと不用品処分、引越し当日の実務、立場別の注意点までを一つずつ整理します。

費用の細かい内訳や距離・時期別の相場は引越し費用の相場ガイドに、日通・ヤマト・サカイ・赤帽など業者ごとの単身パックの料金やコンテナ寸法の比較は単身パックの選び方ガイドにそれぞれまとめています。本ページでは全体の段取りをつかんだうえで、必要に応じて各ガイドへ進めるようにしています。

単身引越しの基本の目安(通常期)
3〜7万円
業者代の目安
荷物量・距離で変動
15〜30箱
ダンボール
1R〜1LDK
14日以内
転入届の期限
引越し後
2週間前
荷造り開始
単身の目安

単身引越しの全体タイムライン

単身引越しは、やることを時系列に並べておくと抜け漏れを防げます。1ヶ月前の業者手配から、2週間前の役所・ライフライン手続き、当日の搬出入・ガス開栓、引越し後14日以内の転入届までを一本の流れで整理しました。仕事や学業の合間に進める人が多いため、期限が決まっている手続きを先に押さえるのがコツです。

  1. 1ヶ月前
    物件の契約・旧居の解約連絡・業者の手配
    新居の入居日と鍵の受取日を確定させ、旧居の解約通知を出します。解約は「退去日の1ヶ月前まで」の契約が多く、連絡が遅れると翌月分の家賃が二重に発生することがあるため、日付を書面やメールで残しておきます。引越し業者は3〜5社へ見積もりを依頼し、荷物が少ない単身は規格化コンテナの単身パックと小型トラックの単身プランの両方の目安を取ります。単身は一人で当日の立会いをこなすため、搬出と搬入の時間帯が離れすぎないプランを選ぶと動きやすくなります。
  2. 3週間前
    インターネット回線の申込(早めが肝心)
    光回線は開通工事に2〜4週間、繁忙期や配線状況によってはそれ以上かかることがあり、単身の引越しで最も遅れやすい手配です。在宅ワークやオンライン授業がある人は、入居後すぐに使えるよう真っ先に申し込みます。工事が間に合わない期間は、モバイルWi-Fiやスマホのテザリングでつなぐ想定を立てておくと、ネットが使えない空白を避けられます。
  3. 2週間前
    役所の届出・電気ガス水道の手配
    市外へ移る場合は旧住所地で転出届を出します(マイナポータルからのオンライン申請も可)。同じ市区町村内での引越しは転出届が不要で、引越し後の転居届だけで済みます。電気・ガス・水道は旧居の停止と新居の開始を各事業者へ連絡し、ガスの開栓は検針員の立会いが必要で枠が埋まりやすいため、この時期に日時を予約します。郵便の転送届(e転居)も出しておくと、旧住所宛ての郵便が1年間新居へ届きます。
  4. 1週間前
    荷造りの本格化・不用品の処分予約
    普段使わないシーズン物・本・趣味の道具から先に箱詰めし、当日まで使うものだけを残します。粗大ごみの戸別回収は自治体によって申込から回収まで1〜2週間、繁忙期は1ヶ月以上待つこともあるため、処分するものが決まったらすぐ回収を予約します。冷蔵庫の中身は計画的に使い切り、当日に生ものが残らないようにします。
  5. 前日
    冷蔵庫・洗濯機の水抜き・当日キットの用意
    冷蔵庫は電源を抜いて霜取りと水抜きをし、洗濯機も給水・排水ホースの水を抜きます。どちらも直前に電源を切ると水漏れの原因になるため、前日までに済ませておきます。貴重品・スマホの充電器・洗面用具・当日の着替え・新居の鍵など、当日から翌朝に使うものは「当日キット」として1箱にまとめ、業者に預けず自分で運びます。新居の鍵の受取方法と時間も再確認します。
  6. 引越し当日
    旧居の退去・新居の搬入・ガスの開栓立会い
    旧居ではブレーカーを落とし、水道の元栓を閉め、退去の立会いがあれば室内を確認して鍵を返却します。新居ではブレーカーを上げれば電気が使え(スマートメーター物件は事前のWeb申込が前提)、水道は元栓を開ければ通水します。ガスは予約した時間に検針員が来て開栓の立会い(20〜40分)を行うので、この時間は新居で待機します。単身は搬入の立会いも一人で行うため、荷物の置き場所を事前に決めておくと当日がスムーズです。
  7. 引越し後14日以内
    転入届・国民健康保険・年金などの住所変更
    新住所地の役所で転入届(同一市区町村内なら転居届)を出し、あわせてマイナンバーカードの住所変更、国民健康保険・国民年金の手続きを済ませます。会社員は健康保険・厚生年金の住所変更を勤務先経由で行います。運転免許の住所変更、勤務先・在籍校への届出、銀行・クレジットカード・各種保険の住所変更も、この前後でまとめて進めると抜けが出にくくなります。

各手続きの詳しい出し方は、転出届転入届電気ガス水道インターネットの各ガイドにまとめています。手続き全体を一度に見渡したい場合は引越し手続きチェックリストもあわせてご覧ください。

単身の役所・ライフライン手続きを「誰に・いつまで・必要書類」で

単身引越しで必要になる手続きを、「誰に届け出るか」「いつまでか」「何を用意するか」で一覧にしました。役所での届出は転出届・転入届が中心で、世帯主変更や児童手当といった家族特有の手続きがないぶん短時間で済みます。ライフラインは旧居の停止と新居の開始をセットで連絡するのが基本です。各手続きの詳しい出し方は、それぞれのガイドで確認できます。

手続き 誰に・どこで いつまで 必要な書類・持ち物
賃貸の解約通知 旧居の管理会社・大家 退去の1〜2ヶ月前 賃貸借契約書、解約届(書式は管理会社指定)
転出届 旧住所地の役所またはマイナポータル 引越し前14日〜当日 本人確認書類、マイナンバーカード(オンライン申請時)
転入届・転居届 新住所地の役所 引越し後14日以内 転出証明書(別市区町村から転入時)、本人確認書類、マイナンバーカード
国民健康保険 役所(会社員は勤務先経由の健康保険) 引越し後14日以内 保険証、本人確認書類、マイナンバーが分かるもの
国民年金 役所(会社員は勤務先経由) 引越し後14日以内 年金手帳または基礎年金番号通知書、本人確認書類
マイナンバーカードの住所変更 新住所地の役所 転入届・転居届と同時 マイナンバーカード、暗証番号
運転免許の住所変更 警察署・運転免許センター 引越し後速やかに 運転免許証、新住所が分かる書類(住民票・新居の郵便物など)
郵便の転送届(e転居) 日本郵便のWebまたは郵便局 引越しの1週間前が目安 本人確認書類、旧住所が分かるもの(郵便局窓口の場合)
電気ガス水道 各事業者のWeb・電話 2週間前まで(ガスは立会い予約) お客様番号(検針票・請求書に記載)、使用開始日
インターネット回線 プロバイダのWeb・電話 3〜4週間前まで 契約者情報、現契約の情報(移転の場合)
NHKの住所変更 NHKのWebまたは電話 引越し後速やかに お客様番号、新住所
銀行・クレジットカード 各社のWebマイページ・アプリ 引越し後1ヶ月以内 口座情報・カード情報、本人確認(一部書面)
スマホ・携帯電話 各キャリアのWeb・ショップ 引越し後速やかに 契約者情報、本人確認書類
勤務先・在籍校への届出 勤務先の総務・在籍校の窓口 引越し後速やかに 新住所、通勤・通学経路(手当の再申請がある場合)

転入届・転居届の提出が引越し後14日を過ぎると、正当な理由がない場合は5万円以下の過料の対象になることがあります(住民基本台帳法)。忘れやすい手続きなので、役所へ行く日をあらかじめ決めておくと安心です。印鑑登録マイナンバーカードの住所変更健康保険・年金の手続きも、同じ役所訪問でまとめて済ませると効率的です。手続き全体を一度に見渡したい場合は引越し手続きチェックリストをご覧ください。

単身引越しの費用の目安(要約)

単身引越しの費用は、荷物量・距離・時期の3つでおおよそ決まります。ここでは全体像をつかむための要約レンジを示します。より詳しい距離・時期・間取り別の相場や料金の内訳、相見積もりの取り方は引越し費用の相場ガイドにまとめているので、金額を詰める段階ではそちらを参照してください。

距離 荷物少なめ(1R・1K) 荷物多め(1DK・1LDK) 繁忙期(3〜4月)
同一市区町村内(〜15km) 3〜5万円 4〜7万円 通常期の1.5〜2倍
同一都道府県内(〜50km) 4〜6万円 5〜8万円 通常期の1.5〜2倍
近隣県(〜200km) 5〜8万円 7〜11万円 通常期の1.5〜2倍
遠距離(500km〜) 6〜10万円 8〜13万円 通常期の1.5〜2倍

金額は標準的なプランを想定した一般的な目安で、実際の見積もりは荷物量や物件条件で大きく変わります。必ず複数社の見積もりで確認してください。日通・ヤマト・サカイ・赤帽など業者ごとの単身パックの料金・コンテナ寸法・プラン名の比較単身パックの選び方ガイドに、費用の内訳・時間帯や曜日による料金差・総額の考え方は引越し費用の相場ガイドにまとめています。

単身パックと単身プラン(トラック便)の使い分け

単身の引越しには、規格化されたコンテナに積む「単身パック」と、小型トラックを貸し切って運ぶ「単身プラン」の2つの方式があります。どちらが安いかは荷物量と距離で入れ替わるため、自分の荷物がコンテナに収まるかどうかを基準に選ぶのがコツです。ここでは業者名を出さず、方式ごとの一般的な傾向で使い分けの考え方を整理します。個々の業者のコンテナ寸法や料金の比較は単身パックの選び方ガイドで確認してください。

方式 仕組み 向いているケース 注意点
単身パック(規格コンテナ便) 規格化されたコンテナに積める分だけを運ぶ。荷物量に上限がある。 ダンボール15箱前後+小型家電まで。大型家具が少なく、日時を多少合わせられる人。 コンテナに収まらないと2個利用や通常便への切替が必要。配送に1〜3日かかる方式もある。
単身プラン(小型トラック便) 小型トラックを貸し切り、荷物量に合わせて運ぶ。当日中に搬入まで完結しやすい。 シングルベッド・大型冷蔵庫など大型家具家電がある人。荷物がコンテナに収まらない人。 荷物が少ないとコンテナ便より割高になりやすい。トラックサイズで料金が変わる。
自力引越し(レンタカー) 軽トラックなどを借りて自分で運ぶ。人手を確保できれば費用を抑えられる。 荷物が軽トラック1台に収まり、養生や運搬を手伝ってもらえる人がいる場合。 家電の養生・エレベーター予約・搬出入時間の制限など見落としやすい点が多い。
損益分岐の目安(一般的な傾向)
  • ダンボール10〜15箱+小型家電のみ → 単身パックが割安になりやすい
  • ダンボール20箱前後+家電一式 → 荷物がコンテナに収まれば単身パック、超えるなら単身プラン
  • シングルベッド・大型家具家電あり → 単身プラン(トラック便)が有利になりやすい
  • コンテナ2個利用になりそうなとき → 単身プランと必ず両方見積もって比較

どちらの方式でも、金額は荷物量と距離で変わります。自分の荷物がコンテナに収まりそうか微妙なときは、単身パックと単身プランの両方で見積もりを取り、総額で比べるのが確実です。見積もりの取り方は見積もりの取り方ガイドにまとめています。

荷造り・断捨離・不用品処分の実務

単身引越しの荷造りは、詰める順番を決めておくと一人でも計画的に進められます。基本は「使わないものから先に、当日まで使うものは最後に」です。引越しの2週間前から、シーズン外の衣類・本・来客用の食器・趣味の道具といった普段使わないものを箱詰めし、キッチン用品や日用品は直前まで残します。ラベルに中身と搬入先の部屋(今回は一部屋でも「キッチン」「クローゼット」など)を書いておくと、新居で開ける順番に迷いません。

時期 詰めるもの ポイント
2週間前 シーズン外の衣類・本・趣味の道具・来客用の食器 普段の生活に影響しないものから。断捨離もこの段階で判断する。
1週間前 普段使わない家電・調理器具・ストック品 重い本や食器は小さい箱に。箱の底はガムテープを十字に補強する。
前日〜当日 毎日使う衣類・洗面用具・充電器・貴重品 「当日キット」として1箱にまとめ、自分で運ぶ。

断捨離で荷物と費用を減らす

単身引越しは、荷物量がそのまま料金に直結します。運ぶ量が減ればトラックのサイズが下がり、料金も下がるため、引越しは持ち物を見直す好機です。1年以上使っていないもの、新居のサイズに合わない家具、買い替え予定の古い家電は、運ぶ前に手放すかを判断します。処分には日数がかかる手段もあるため、引越し日が決まったら早めに動きます。

不用品の処分・売却の手段

手段 向いているもの 注意点・日数の目安
自治体の粗大ごみ回収 家具・寝具・自転車など 戸別収集は申込から回収まで1〜2週間、繁忙期は1ヶ月以上待つことも。手数料は品目ごとに数百円〜。
家電リサイクル(対象4品目) テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン リサイクル料金+収集運搬料が必要。購入店や指定引取場所へ。粗大ごみには出せない。
リユース・買取店 状態のよい家電・家具・ブランド品 出張買取は日程調整が必要。値が付かないものは引取不可の場合がある。
フリマアプリ・ネット掲示板 まだ使える小型家電・雑貨・本 売れるまで時間がかかり、梱包・発送の手間がある。引越し直前は売り切れないリスクがある。
不用品回収業者 量が多い・急ぎでまとめて処分したいとき 料金は幅がある。無許可業者による高額請求のトラブルがあるため、自治体の許可の有無を確認する。

家電リサイクル法の対象4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)は、自治体の粗大ごみとしては出せず、リサイクル料金を支払って正規のルートで処分します。買い替える場合は、購入店が古い家電を引き取ってくれることが多いので、新居の家電を買うタイミングと合わせると手間が減ります。

ダンボールの必要数と無料の調達先

ダンボールの数を見積もっておくと荷造りの計画が立てやすくなります。間取りと持ち物の量でおおよその箱数が決まります。以下は一般的な目安で、本や食器が多い人は上振れします。

間取り ダンボールの目安 内訳の例
1R・1K 10〜15箱 衣類3〜5箱・食器2〜3箱・本や小物3〜5箱・雑貨2箱
1DK・1LDK 15〜25箱 衣類5〜8箱・食器3〜5箱・本や書類4〜6箱・キッチン雑貨3〜5箱
荷物が多い単身 25〜35箱 趣味の道具・コレクション・大量の書籍などがある場合

ダンボールは買わずに調達できる場面が多くあります。調達先ごとに、状態や入手のしやすさが異なります。

調達先 費用 特徴
スーパー・ドラッグストア 無料 サービスカウンターで声をかければもらえることが多い。サイズがまちまちで、食品由来のにおいが残る箱もある。
ホームセンター・ネット通販 1枚100〜300円 サイズがそろい強度も安定。まとめ買いで単価が下がる。急ぎのときはネット通販が届くまでの日数に注意。
引越し業者の支給 プランに含む場合あり 単身パックや通常便で無料支給される業者が多い。支給枚数(30〜50枚が目安)を見積もり時に確認しておく。
フリマ・地域の掲示板 無料〜安価 引越しを終えた人から譲り受けられることがある。受け渡しの手間と受取日程の調整が必要。

重い本や食器は小さめの箱、衣類やタオルなど軽いものは大きめの箱に分けると運びやすくなります。業者から無料でもらえる枚数で足りるかを先に確認し、不足分だけを調達すると無駄がありません。

費用の内訳と追加料金の落とし穴

見積書の金額は、大きく「基本運賃」「実費」「オプション料金」の3つに分かれます。どれが土台の運送料で、どれが追加でかかっているかを見分けられると、削れる部分の判断がつきます。単身は荷物が少ないぶん、当日の想定外の追加料金が総額に占める割合が大きくなりやすいので、事前に条件を伝えておくことが大切です。

項目 内容
基本運賃 トラックの大きさと作業時間で決まる土台部分。国土交通省の標準的な運賃で下限の目安が示されており、大きくは値引きされにくい部分です。
実費 梱包資材費・有料道路の通行料・人件費・トラックを大型化した場合の費用など、作業に応じて実際にかかる費用です。荷物量を減らすとここが下がります。
オプション料金 エアコンの取外し・取付(1〜2.5万円程度)、洗濯機の設置(5,000〜10,000円程度)、不用品の引取り、梱包代行などは基本料金に上乗せされます。自分でできる作業を外すと節約になります。
単身で見落としやすい追加料金
  • エレベーターのない上層階での階段作業(作業員が増えて割増になることがある)
  • トラックを建物に横付けできず、荷物を運ぶ距離が延びる場合
  • 収納やベランダの荷物を数え落とし、当日に荷物が増えた場合
  • 荷造りが終わっておらず、作業員による梱包代が追加される場合

見積書が「一式」でまとまっている場合は、内訳を出してもらうと比較しやすくなります。時間帯・曜日・六曜による料金差や総額の考え方など、費用を掘り下げた解説は引越し費用の相場ガイドにまとめています。

単身引越しで使える割引と安くする工夫

単身の引越しは、日程の融通が利きやすいぶん割引を狙いやすいのが強みです。以下は各社に共通して見られる一般的な傾向で、割引の有無や幅は業者・エリア・時期によって変わります。申し込み前に対象がないか確認しておくと、総額を抑えやすくなります。

工夫・割引 効果の傾向 ポイント
繁忙期を外す 最も大きい 3月下旬〜4月上旬を避け、5月〜2月の月中に寄せるだけで料金が大きく下がりやすい。
平日・午後便・フリー便 大きい 開始時刻を業者に委ねるほど安くなりやすい。時間に余裕がある単身に向く。
学割プラン 学生向けの割引プランを用意する業者がある。学生証の提示が条件になることが多い。
混載便・帰り便 長距離で中〜大 他の荷物と一緒に運ぶ、業者が空で戻る便を使うと、長距離ほど割り引かれることがある。
早割・Web割引 小〜中 早めの予約やWeb申込で割引が付く業者がある。日程が固まったら早めに動く。
相見積もりで交渉 3〜5社の見積もりを並べ、他社の金額を材料に交渉すると下がることがある。

割引を組み合わせるほど効果は積み上がります。あくまで一般的な傾向のため、実際の適用条件や割引幅は見積もり時に各社へ確認してください。相見積もりの進め方は見積もりの取り方ガイドで解説しています。

家具家電は何を持っていく?

単身引越しでは、家具家電を「持っていく」「新居で買う」「処分する」のどれにするかで費用が変わります。運送料と買い替え費用を見比べて、5年を一つの目安に判断すると迷いにくくなります。

家具家電 判断の目安
冷蔵庫 5年以内なら持参、それ以上は新居で買い替えも検討。単身向けの小型なら運送料も抑えやすい。
洗濯機 5年以内かつ新居の防水パンのサイズに合えば持参。取外し・設置はオプション料金がかかる。
テレビ 40インチ以下なら運送料は安め。大型は新居で買い直す方が割安なケースもある。
ベッド 分解できるフレームのみ持参。マットレスは新調するかどうかを費用と衛生面で判断。
本・服 処分すれば荷物量が大きく減り、ダンボール代と運送費が圧縮できる。
古い家電 家電リサイクル法の対象(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)は事前の処分予約が必要。

一人で行う引越し当日の実務

単身の引越しは、搬出から搬入、各種立会いまでを基本的に一人でこなします。人手が限られるぶん、当日の動きを先に整理しておくと慌てずに済みます。旧居の退去から新居での生活の立ち上げまで、順番に押さえておきたい実務をまとめました。

旧居の退去でやること

  • ブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉め、水道の元栓も閉める
  • 忘れ物がないか収納・ベランダ・浴室まで最終確認する
  • 退去の立会いがある場合は、傷や汚れの確認に立ち会い、原状回復の範囲を記録しておく
  • 鍵をすべて返却する(スペアキーも忘れずに)

新居の搬入と立会いでやること

  • 荷物の置き場所をあらかじめ決めておき、業者に指示する(一人だと指示役も自分一人)
  • ガスは予約した時間に検針員の開栓立会いを行う。この時間は在宅が必要
  • 電気はブレーカーを上げれば使え、水道は元栓を開ければ通水する(スマートメーター物件は事前のWeb申込が前提)
  • 大型家具・家電に運送中の傷がないか、その場で確認する

防犯・生活の立ち上げ

  • 初日にカーテンを取り付け、外から室内や在宅状況が見えないようにする
  • 玄関の鍵とドアチェーン・郵便受けの施錠を確認する
  • インターネットの初期設定(工事が済んでいればルーターの接続、未完了ならモバイル回線で代用)
  • 洗濯機の設置・冷蔵庫の電源投入(冷蔵庫は電源を入れてから冷えるまで数時間かかる)
  • トイレットペーパー・照明・寝具・当座の食料など、初日に使うものをすぐ出せるようにしておく

ガスの開栓立会いが済むまではお湯が出ないため、当日に入浴やコンロを使う予定があるなら、立会いの時間を早めに設定しておきます。電気・ガス・水道の使用開始の手続き自体は、それぞれ電気ガス水道のガイドで詳しく解説しています。

学生・社会人・転勤族で異なるポイント

単身引越しでも、立場によって追加で必要になる手続きや、費用の負担元が変わります。自分に当てはまるものを先に確認しておくと、抜け漏れを防げます。

学生の引越し

進学や在学中の転居では、住民票を実家に残すか新住所へ移すかで迷う人がいます。原則は住んでいる場所へ住民票を移しますが、選挙や公的書類の受け取り、奨学金の手続きに影響するため、移す前提で準備を進めるのが基本です。学生ならではの手続きとして、次のような点を確認しておきます。

  • 在籍校への住所届出(学籍情報の更新。通学定期の区間変更が必要になることも)
  • 奨学金(日本学生支援機構など)の住所変更
  • 初期費用は親の援助が一般的だが、賃貸の契約者・連帯保証人が誰かを事前に整理しておく
  • 家具家電付きの学生向け物件を選ぶと、家電の購入費と運送費の両方を抑えられる

進学・就職に合わせた学生の引越しは、大学生の引越し完全ガイドで段取りをまとめています。荷物が少ない学生は単身パックの選び方ガイドもあわせて確認すると、方式選びの参考になります。

社会人の引越し

働きながらの引越しは、平日に役所や業者の手配を進めにくいのが悩みどころです。転出届のオンライン申請や、ライフラインのWeb手続きを活用して、窓口へ行く回数を減らすと負担が軽くなります。勤務先まわりの手続きも忘れやすいので、あわせて押さえておきます。

  • 勤務先への住所変更届(健康保険・厚生年金・通勤手当・扶養情報の更新)
  • 住宅手当・通勤手当の再申請(通勤経路が変わると支給額が変わることがある)
  • 名刺・社内システム上の住所更新
  • 引越し費用を会社が負担するか、上限や対象範囲を就業規則で確認する

転勤族の引越し

会社都合の転勤では、費用負担や業者の指定が会社の規定で決まっていることが多く、まず就業規則や総務への確認から始めます。短期間での異動を繰り返す場合は、荷物を増やしすぎない身軽な引越しを意識すると、次の異動でも動きやすくなります。

  • 会社指定の引越し業者(一括契約がある場合)を使えるかを確認する
  • 引越し費用は会社負担となるケースが多いが、上限や精算方法を先に確認する
  • 赴任先によっては社宅・借り上げ社宅で初期費用を抑えられる
  • 免許証・車検証の住所変更は赴任後すぐに進める

転勤に伴う引越しの段取りは転勤の引越しガイド、車を持っている場合の住所変更は車検証・車庫証明の住所変更ガイドとあわせて確認してください。

お住まいの市区町村で手続き窓口を確認する

役所の手続きは、窓口の場所・受付時間・休日開庁の有無・オンライン対応の範囲が市区町村ごとに異なります。転入届や転居届を出す役所、マイナンバーカードの手続き窓口、粗大ごみの申込方法は、引越し先の自治体で確認するのが確実です。電気・ガス・水道も、地域によって管轄する事業者や水道局が変わります。

当サイトでは、市区町村ごとに役所の窓口情報とライフラインの管轄事業者をまとめた地域ページを用意しています。今のお住まいと引越し先、それぞれの地域ページで手続き先を確認しておくと、当日の動きに迷いません。手続きの中身そのものは、転入届転出届運転免許郵便転送電気ガス水道インターネットの各ガイドで、地域を問わず共通する進め方を解説しています。

新居のライフライン開通をまとめて手配する

単身の引越しで意外と手間がかかるのが、電気・ガス・水道・インターネットを新居側で一つずつ手配する作業です。旧居の停止は現在契約中の各事業者へ連絡する必要がありますが、新居側の開通は窓口をまとめると負担を減らせます。仕事や学業で連絡の時間が取りにくい場合は、下記の窓口から新居のライフライン開通をまとめて相談できます。あわせて、引越し業者の一括見積もりは見積もりの取り方ガイドから進められます。

単身引越しの電気・ガス・水道 開通受付

単身世帯の引越しに合わせて、電気・ガス・水道・インターネットの開通手続きをまとめてご相談いただけます。担当者より折り返しお電話にてご連絡いたします。

本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガスの開通取次と、水道・インターネットの開始手続きのご案内です。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。

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  • 相談料は発生しません
  • 折り返しは営業時間内(9:00〜21:00)
  • 個人情報を第三者へ提供しません

※ 担当者より折り返しお電話にてご連絡いたします。
※ 個別の役所手続きは、各自治体窓口へ直接ご連絡ください。

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出典

  • 国土交通省「貨物自動車運送事業法に基づく標準的な運賃」
  • 総務省「住民基本台帳法」(転入届・転出届の届出期限)
  • 各引越し業者の公開料金プラン

本ページの費用目安・箱数の目安は2026年時点で当編集部が公開情報を整理した一般的な傾向です。実際の見積もりや必要な箱数は業者・物件条件・荷物量により変わるため、複数社の見積もりで確認することをおすすめします。