単身パックの料金比較とコンテナサイズの選び方
単身パックは、荷物の少ない一人暮らしの引越しで通常便より割安に利用できる規格化プランです。日本通運・ヤマトホームコンビニエンス・西濃運輸・福山通運・サカイなどが提供していますが、コンテナの寸法・料金・積める荷物量が業者ごとに違うため、同じ「単身パック」でも自分の荷物と移動距離に合うかどうかは選ぶ業者で変わります。このガイドは、各社のコンテナ実寸と料金レンジを並べて比べ、時期別・距離別の相場、割引の使い方、コンテナに入る荷物量、通常便との損益分岐までを一枚で判断できる比較ページとして構成しました。
単身引越しの手続きや荷造りを含めた全体の段取りは単身引越しの段取りガイドに、トラック便を含む距離・時期・間取り別の費用相場は引越し費用の相場ガイドにまとめています。本ページは「どの単身パックを選ぶか」に絞り込み、コンテナ便の料金と選び方だけを深掘りします。
単身パックとは(通常便との違い)
単身パックは、業者が用意した規格コンテナ(かご台車)に積める分だけの荷物を運ぶ方式です。トラックを1台貸し切る通常便と違い、複数世帯の荷物を1台のトラックに載せて運ぶため、荷物が少ない単身者ほど料金を分け合えて安くなります。そのぶん、コンテナに入る量に上限があり、大型家具家電は積めない、配送に1〜3日かかる方式がある、といった制約があります。
- 規格化されたコンテナ(標準で約170×104×104cm)に荷物を詰める
- コンテナ1個あたりの固定料金に距離別の追加料金が乗る形式が一般的
- 料金は近距離で2〜3万円台、長距離でも3〜5万円台に収まりやすい
- 梱包・開梱は自分で行うのが基本(段ボール・布団袋は支給される業者が多い)
- シングルベッド・大型ソファ・大型冷蔵庫などは1個のコンテナに収まりにくい
- 配送に1〜3日かかる方式もある(日通の当日便は近距離なら当日完結)
荷物量が多い人や大型家具家電がある人は、コンテナ便より小型トラックを貸し切る通常便(単身プラン)の方が向きます。方式選びを含めた単身引越しの全体像は単身引越しの段取りガイドで解説しています。
もうひとつ押さえておきたいのが、配送の日数です。トラックを貸し切る通常便は、原則としてその日のうちに搬出と搬入が完結します。これに対して単身パックは、複数世帯の荷物を集めてから運ぶ方式のため、荷物を預けてから新居に届くまで1〜3日かかる場合があります。到着日に幅があるので、引越し当日から新居ですべての荷物を使いたい人には不向きなこともあります。近距離で当日中に運びたいなら、日本通運の当日便のように1日で完結する方式を選ぶか、通常便を検討します。単身パックを選ぶときは、料金だけでなく「いつ荷物が届くか」も見積もり時に確認しておくと、到着待ちで生活が立ち上がらない事態を避けられます。
主要業者の単身パック比較(コンテナ寸法・料金レンジ)
単身パックを提供する主要業者を、コンテナの実寸と料金レンジで並べました。寸法や料金は各社の公開する料金体系をもとにした目安で、季節・距離・コンテナ本数によって変動します。荷物量がコンテナぎりぎりの人は、寸法だけでなく容量(㎥)が大きい業者を選ぶと収まりやすくなります。
| 業者 | プラン名 | コンテナ実寸(目安) | 料金レンジ(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 日本通運 | 単身パックL / 当日便 | 約108×104×175cm(約1.96㎥) | 近距離 約2〜3万円台 長距離 約4〜5万円台 | 全国対応で、近距離向けの当日便あり。Web見積もりは24時間受付 |
| ヤマトホームコンビニエンス | わたしの引越 | 約104×104×170cm(約1.83㎥) | 1本 約2〜3万円台 2本 約4〜5万円台 | ヤマトの輸送網を活用しWeb完結で予約可能。1本・2本で料金が決まる |
| 西濃運輸(カンガルー便) | カンガルー単身MAX+1 | 約115×128×170cm(約2.5㎥) | 近距離 約4万円台〜 長距離 約5万円台〜 | 他社より大きめのコンテナで自転車も積める。早期予約や2本目の割引あり |
| 福山通運 | 青春引越便 | 約110×110×190cm(約2.3㎥) | 本数・配達エリアで変動(要見積もり) | 高さのあるコンテナで容量が大きめ。対応エリアは事前確認が必要 |
| サカイ引越センター | 小口便引越プラン | 約105×75×144cm(約1.13㎥) | 長距離向け 約4万円台〜(要見積もり) | 大手の安心感。小型コンテナで主に長距離に対応 |
| 赤帽 | 軽トラ便(コンテナ便ではない) | 軽トラックの荷台 | 近距離 約1〜2万円台〜 | 個人事業主の連合体。近距離・少量荷物で最安候補。積込みの手伝いが必要な場合あり |
料金レンジは公開情報をもとにした一般的な目安で、実際の金額は引越し条件(日時・距離・荷物量・コンテナ本数)で変わります。最新の料金は各社公式サイトでご確認のうえ、引越し費用シミュレーターで目安を出し、複数業者から見積もりを取って比べてください。各社の詳細は引越し業者一覧にまとめています。
日本通運の単身パック
日本通運の単身パックは、全国に営業網があり対応エリアが広いのが強みです。現在のボックス便は標準サイズの「単身パックL」に一本化されており(かつての小型のSは2023年に終了しました)、家電一式を含む一般的な単身の荷物はこのLで運べます。近距離を1日で完結させたい人向けの当日便もあり、同一市区町村内や隣接エリアの引越しでは搬出から搬入まで当日中に終えられます。Webからの見積もり・申込を24時間受け付けている点も、平日に手続きの時間を取りにくい社会人には便利です。全国のどこへでも運びたい人、長距離を安く運びたい人、当日で片づけたい人に向いています。
ヤマトホームコンビニエンスの「わたしの引越」
ヤマトホームコンビニエンスの「わたしの引越」は、コンテナ1本・2本という本数単位で料金が決まる分かりやすさが特徴です。Web上で日時と本数を指定して予約まで完結でき、料金の見通しが立てやすいので、初めての一人暮らしでも迷いにくくなっています。標準的なコンテナ寸法はほかの主要業者と近く、段ボール15箱前後に加えてテレビ・テレビ台・カラーボックス・衣装ケースといった小型家具までを1本に収められる目安です。近距離ではやや割安になりやすい傾向があり、手早くWebで完結させたい人や近距離の引越しに向いています。
西濃運輸・福山通運のコンテナ便
西濃運輸のカンガルー便や福山通運の青春引越便は、主要業者のなかでもコンテナ容量が大きめに設定されています。西濃のコンテナは自転車も積める余裕があり、標準サイズでは入りきらない荷物が少し多い人でも1個で収まる可能性が高まります。福山通運は高さのあるコンテナで容量を確保しています。いずれも対応エリアや配達地によって料金や取り扱いが変わるため、まずは自分の引越し区間が対象かどうかを確認するところから始めます。荷物量が標準コンテナのぎりぎりで、2個利用になるくらいなら大きめの1個で収めたい、という人に向いています。
時期別の単身パック料金相場
単身パックの料金は、荷物量や距離が同じでも申し込む時期で大きく変わります。3月下旬から4月上旬は進学・就職・転勤が集中する繁忙期で、通常期のおおむね1.5〜2倍まで上がりやすく、予約枠自体も埋まりがちです。以下は距離帯別に、コンテナ1個あたりの単身パック料金を通常期と繁忙期で比べた目安です(通常便を含む一般的な引越し費用の相場ではなく、コンテナ便に絞った目安です)。
| 距離 | 通常期(5月〜2月) | 繁忙期(3月下旬〜4月上旬) |
|---|---|---|
| 同一市区町村内(〜15km) | 約2〜3万円台 | 約3〜5万円台 |
| 同一都道府県内(〜50km) | 約2〜3万円台 | 約3〜5万円台 |
| 近隣地方(〜200km) | 約2〜4万円台 | 約4〜5万円台 |
| 遠距離(〜500km) | 約3〜5万円台 | 約5〜7万円台 |
金額は標準的なコンテナ1個を想定した目安で、コンテナ本数・時間帯・物件条件で変わります。日程をずらせるなら繁忙期を外し、月中の平日に寄せるのが最も効果的です。トラック便を含む距離・時期・間取り別の費用相場は引越し費用の相場ガイドで詳しく解説しています。
繁忙期に単身パックが高くなる理由は2つあります。ひとつは料金そのものへの割増で、需要が集中する3月下旬から4月上旬はコンテナ料金に加算が乗る業者があります。もうひとつは予約枠の逼迫で、この時期は希望日のコンテナがすぐ埋まり、料金以前に「そもそも押さえられない」状況が起きます。進学や転勤で引越し日が3月末〜4月頭に固定される場合は、早めの予約が何より重要です。逆に、日程を1〜2週間ずらせるなら、繁忙期のピークを外すだけで通常期に近い料金まで下がることがあります。時期の融通が利きやすいのは単身の強みなので、繁忙期を避けられないか最初に検討しておくと、総額を大きく抑えられます。
距離別の単身パック料金相場
通常期に単身パック(コンテナ1個)を使った場合の、距離帯ごとの料金と通常便との差を整理しました。近距離では単身パックと通常便の差は小さめですが、距離が延びるほど単身パックの割安さが際立ちます。長距離こそコンテナ便が効くのは、複数世帯の荷物を1台にまとめて運ぶ仕組みだからです。
| 距離 | 単身パック(コンテナ1個) | 通常便(小型トラック) | 差の傾向 |
|---|---|---|---|
| 〜15km | 約2〜3万円 | 約3〜4万円 | 差は小さめ |
| 〜50km | 約2〜3.5万円 | 約3.5〜4万円 | 単身パックがやや有利 |
| 〜200km | 約2.5〜4万円 | 約4.5〜5万円 | 単身パックが有利 |
| 〜500km | 約3〜5万円台 | 約5〜7万円 | 単身パックが有利 |
表の金額はコンテナ1個・通常期を想定した目安です。荷物がコンテナ2個分になると単身パックの割安さは失われ、通常便と逆転することがあります。自分の荷物が1個で収まるかどうかが、単身パックを選ぶかどうかの分かれ目になります。
近距離で単身パックと通常便の差が小さいのは、通常便でも小型トラックの最小プランなら料金が抑えられるからです。この距離帯では、当日中に搬入まで終えられる通常便の手軽さを取るか、少しでも安いコンテナ便を取るかは好みの範囲といえます。一方、200kmを超える長距離になると差がはっきり広がります。通常便は距離に応じてトラックの拘束時間と燃料費がそのまま料金に反映されますが、単身パックは1台のトラックに複数世帯の荷物を積み合わせて運ぶため、長距離ほど1人あたりの負担が薄まります。県をまたぐ引越しや地方から都市部への進学・就職で、荷物がコンテナに収まるなら、単身パックの割安さが最も効くのはこの距離帯です。
コンテナに入る荷物量の目安
単身パックで失敗しやすいのが「荷物が入りきらなかった」というケースです。標準的なコンテナに何が入り、何が入らないかを事前に把握しておくと、当日の追加料金やコンテナ増設を避けられます。以下はコンテナのサイズ別に、段ボールの箱数と家具家電の可否を整理した目安です。
| コンテナの目安 | 入る荷物の例 | 入りにくい荷物の例 |
|---|---|---|
| 小型コンテナ 約144×105×75cm(約1.1㎥前後) | 段ボール10〜15箱、小型家電、布団1組、衣装ケース | 冷蔵庫・洗濯機・テレビ(20型以上) |
| 標準コンテナ 約175×108×104cm(約1.9㎥前後) | 段ボール15〜20箱、200〜300L以下の冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、布団、小型テレビ、カラーボックス | シングルベッド、大型ソファ、大型(3ドア)冷蔵庫、食器棚、大型テレビ |
| 大型コンテナ 約170×128×115cm(約2.5㎥前後) | 標準コンテナの荷物+自転車や中型家具を追加できる | それでもシングルベッド・大型家具は収まりにくい |
| 2コンテナ利用 | 標準コンテナ1個分+中型家具家電を追加できる | 料金が通常便を超える場合があり、要比較 |
- シングルベッド(フレーム・マットレスとも標準コンテナには収まりにくい)
- 大型(3ドア)冷蔵庫(高さ・奥行が超えやすい。小型2ドアなら入ることが多い)
- 大型の洗濯機(縦型の大容量・ドラム式は入らない場合がある)
- 大型ソファ・食器棚・本棚などの背の高い家具
大物が1〜2点だけコンテナに入らないときは、その品だけを別送する手もありますが、単品配送料が別にかかります。大物が複数ある場合は、コンテナ便にこだわらず通常便で見積もった方が総額で安いことが多いので、両方の見積もりを取って比べてください。
荷物が入りきるかを事前に確かめる方法はいくつかあります。段ボールは「100〜120サイズを10〜15箱」を1本の目安とし、そこに小型家電と布団を足していくと、標準コンテナの残り容量がイメージしやすくなります。冷蔵庫は容量(リットル)と3辺の実寸を測り、200〜300L以下・高さがコンテナに収まるかを確認します。日本通運のように、公式サイトで積める荷物のシミュレーションを用意している業者もあるので、迷ったら活用すると精度が上がります。判断が難しいのは冷蔵庫・洗濯機・テレビのサイズが中途半端なケースで、ここを見誤ると当日にコンテナ増設や積み残しが発生します。少しでも不安なら、見積もりの段階で荷物リストを業者に伝え、1個で収まるかを確認してもらうのが確実です。
日通とヤマトの単身パックはどちらが得か
単身パックの二大選択肢である日本通運「単身パック」とヤマトホームコンビニエンス「わたしの引越」は、どちらも標準的なコンテナ寸法と料金体系が近く、迷う人が多い組み合わせです。一般的な傾向として、料金は距離帯で有利さが入れ替わります。断定はできませんが、近距離ではヤマト、中〜長距離では日通に分がある場面が見られます。
| 比較軸 | 日本通運(単身パックL) | ヤマト(わたしの引越) |
|---|---|---|
| コンテナサイズ | 標準サイズのコンテナ1種類。近距離向けの当日便も選べる | 1サイズ。本数(1本・2本)で調整する |
| 料金の決まり方 | コンテナ数×距離。当日便など近距離向けの選択肢もある | コンテナ本数×距離。Web完結で料金を確認しやすい |
| 近距離の傾向 | 当日便を使えば近距離を1日で完結しやすい | 近距離ではやや割安になりやすい傾向 |
| 中〜長距離の傾向 | 長距離でも料金上昇が緩やかで有利になりやすい傾向 | 長距離は本数増で割高になりやすい |
| 向いている人 | 荷物量でサイズを選びたい人、長距離の人、当日完結したい人 | Web完結で手早く予約したい人、近距離の人 |
どちらが安いかは荷物量・距離・時期で入れ替わります。ここで示した傾向はあくまで一般論なので、実際は同じ条件で両社の見積もりを取り、コンテナ本数まで含めた総額で比べるのが確実です。
単身パックで使える割引
単身パックはコンテナ料金があらかじめ決まっている業者が多いぶん、通常便ほど値引き交渉の余地は大きくありません。それでもWeb申込や複数個利用、早期予約などで下げられる余地があります。以下は各社で見られる一般的な割引で、内容や適用条件は業者・時期によって変わります。
| 割引 | 内容の目安 | 使いどころ |
|---|---|---|
| Web割・インターネット割 | Webからの申込・見積もりで割引が付く(1,000円前後の例あり) | 電話でなくWebで申し込むだけで適用されることが多い |
| 複数コンテナ割 | 2個目以降のコンテナ料金が割り引かれる(1,000円前後の例あり) | 荷物が1個で収まらず2個利用になる場合 |
| 早期予約割 | 一定日数前までの予約で割引(14日前予約割などの例あり) | 引越し日が早めに決まっている場合 |
| 平日割・時間フリー | 平日や、開始時刻を業者に委ねる便で割安になりやすい | 日程・時間帯に融通が利く場合 |
割引の有無・料率・併用可否は業者ごとに異なります。ここに挙げたのは一般的な例なので、適用条件と最新の割引内容は必ず各社公式サイトでご確認ください。
単身パックの料金を安くする5つのコツ
単身パックはコンテナ料金が決まっているぶん、安くする工夫は「いつ・どの状態で運ぶか」に集約されます。以下の5点を組み合わせると、同じ荷物でも総額を抑えやすくなります。
| コツ | 効果の傾向 | ポイント |
|---|---|---|
| 繁忙期を外す | 最も大きい | 3月下旬〜4月上旬を避け、5月〜2月に寄せるだけで料金が大きく下がりやすい |
| 平日・時間フリー便を選ぶ | 大きい | 開始時刻を業者に委ねるほど安くなりやすい。時間に余裕のある単身に向く |
| 荷物を減らしてコンテナ1個に収める | 中〜大 | 2個利用は料金がほぼ倍。不要品を処分して1個に収めると割安を保てる |
| 一括見積もりで比較する | 中 | 同じ条件で複数社を並べると、コンテナ寸法・料金の差が見える |
| Web申込・早期予約割を使う | 小〜中 | Webからの申込や早めの予約で割引が付く業者がある |
荷物を減らす工夫は運賃だけでなく、コンテナ増設のリスクも下げます。不要品の処分手段や断捨離の進め方は単身引越しの段取りガイドに、一括見積もりの取り方は見積もりの取り方ガイドにまとめています。
なかでも効果が大きいのは、繁忙期を外すことと荷物をコンテナ1個に収めることの2点です。繁忙期を外せば料金そのものが1.5〜2倍から通常期水準まで戻り、荷物を1個に収めればコンテナ増設による倍増を防げます。この2つは金額へのインパクトが大きいわりに、日程の調整と不要品の処分だけで実現できるので、まずここから手を付けると費用対効果が高くなります。そのうえで、Web割や早期予約割といった小さめの割引を積み重ねると、総額はさらに下がります。ひとつの割引だけで大きく変わることは少ないものの、時期・曜日・荷物量・申込方法の工夫を組み合わせるほど差は広がっていきます。
コンテナに入りきらないときの3つの選択肢
見積もりや荷造りの段階で「コンテナ1個に収まらないかもしれない」と分かったら、早めに方針を決めておくと当日慌てずに済みます。取れる選択肢は次の3つで、荷物の量と種類によって最適解が変わります。
| 選択肢 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| コンテナを2個利用する | 段ボールが数箱だけ超える・中型家具が1点だけ増える場合 | 料金がほぼ倍になり、通常便を超えることがある。必ず通常便とも比較 |
| 通常便(小型トラック)に切り替える | 大型家具家電が複数ある・荷物量が明らかに多い場合 | 荷物が少ないとコンテナ便より割高。当日中に搬入まで完結しやすい |
| 不要品を処分して1個に収める | あと少しで1個に収まる・買い替え予定の家具家電がある場合 | 粗大ごみは回収まで日数がかかる。引越し日が決まったら早めに手配 |
コンテナ2個利用が通常便の料金を上回るかどうかは、実際に両方を見積もってみないと分かりません。判断に迷うときは、単身パックと通常便の両方を同じ条件で見積もり、総額で比べるのが確実です。見積もりの取り方ガイドに、一括見積もりの仕組みと業者への伝え方をまとめています。
単身パック選びのチェックリスト
- 荷物の総量を測る — 段ボールの箱数と大型家具家電のサイズを書き出し、標準コンテナ(約170×104×104cm)に収まるかを判断します。
- 移動距離を確認する — 同一県内・近隣地方・遠距離で料金が変わります。長距離ほどコンテナ便の割安さが効きます。近距離で急ぐなら日通の当日便も選択肢です。
- コンテナ寸法で業者を絞る — 荷物量ぎりぎりなら、容量の大きい業者(西濃・福山など)を候補に入れます。
- 2〜3社の見積もりを取る — 日通・ヤマト・西濃を軸に、同じ条件で見積もりを依頼します。
- 通常便とも比較する — コンテナ2個利用や大型家具ありの場合は、通常便の方が安いことがあります。必ず両方を見積もります。
- 割引とキャンセル料を確認する — Web割・早期予約割の適用条件と、キャンセル料の起算日・料率を書面で確認します。
単身パックが向いている人・向かない人
ここまでの比較をふまえ、単身パックが向く人と向かない人を整理します。荷物量と大型家具家電の有無が最大の判断基準です。
単身パックが向いている人
- 大学生・新卒社会人など、荷物が少なく初めての一人暮らしをする人
- 単身赴任の往復で、往路・復路とも荷物が少なめの人
- 遠距離の引越しでコストを抑えたい人(コンテナ便は長距離でも料金上昇が緩やか)
- 引越し日が業者の輸送スケジュールで多少前後しても構わない人
- 都市部の近距離引越しで、当日中の搬入にこだわらない人
単身パックが向かない人
- シングルベッド・大型ソファ・大型家電が複数ある人 — 通常便の方がコスパが良い
- 引越し当日中に新居で全荷物を使いたい人 — 当日便対応の業者を選ぶか通常便を選ぶ
- 荷物がコンテナ2個分になりそうな人 — 通常便と逆転しやすいので両方見積もる
- 家族の引越し(2人以上) — そもそも単身パックの対象外。ファミリー向けの通常便を選ぶ
単身パックか通常便(トラック便)かの使い分けと、単身引越し全体の段取りは単身引越しの段取りガイドで解説しています。荷物が多めで費用の内訳まで詰めたい場合は引越し費用の相場ガイドもあわせてご覧ください。
よくある質問
単身パックとは?
規格化されたコンテナ(高さ150〜190cm × 幅100〜130cm × 奥行75〜130cm程度)に荷物を詰める形式の単身向け引越しプランです。コンテナ1個あたりの固定料金に距離別の追加料金が乗る形式が一般的で、荷物量が少ない一人暮らしの人にとっては通常便より割安になりやすいのが特徴といえます。近距離で2〜3万円台、長距離でも3〜5万円台に収まるケースが多く、料金の見通しが立てやすい方式です。
日通・ヤマト・西濃の単身パックはどう違う?
日本通運の「単身パックL・当日便」は全国対応で、近距離向けの当日便もある王道の選択肢です(かつての小型のSは2023年に終了し、現在はボックス便はLに一本化されています)。ヤマトホームコンビニエンスの「わたしの引越」はWeb完結で予約でき、コンテナ1本・2本で料金が決まります。西濃運輸のカンガルー便は他社より大きめのコンテナで自転車まで積める容量が強みです。コンテナ寸法・料金・対応エリアが業者ごとに異なるため、荷物量と移動距離で選び分けます。
単身パックのコンテナに何が入る?
標準的な大きさ(高さ170〜175cm × 幅104〜108cm × 奥行104cm程度)のコンテナには、段ボール15〜20箱前後に加えて、小型〜中型の冷蔵庫(200〜300L以下)・洗濯機・電子レンジ・布団・小型テレビ・カラーボックスなどが入る目安です。シングルベッド・大型ソファ・大型(3ドア)冷蔵庫・食器棚といった大物は1個のコンテナには収まりにくく、複数コンテナか通常便への切替が必要になります。
単身パックの繁忙期はどのくらい高くなる?
3月下旬から4月上旬の繁忙期は、通常期(5月〜2月)に比べて料金がおおむね1.5〜2倍まで上がりやすい時期です。単身パックはコンテナ料金があらかじめ決まっている業者が多いものの、繁忙期は割増が乗ったり予約枠自体が埋まったりします。日程をずらせる場合は繁忙期を外し、月中の平日に寄せるだけで大きく下がりやすくなります。
荷物量がコンテナを超えそうな場合は?
コンテナを2個利用するか、通常便(小型トラック)に切り替えるか、不要品を処分して荷物を減らすかの3択です。コンテナ2個にすると料金がほぼ倍になり、通常便の方が安くなるケースがあります。大型家具を単品で別送すると別途配送料もかかるため、コンテナ2個になりそうなときは単身パックと通常便の両方で見積もりを取り、総額で比べてください。
単身パックでも梱包は業者がやってくれる?
基本プランでは梱包・開梱は自分で行うのが前提です。多くの業者で段ボールや布団袋などの資材は無料で支給されますが、梱包作業を業者に依頼するとオプション料金が別に発生します。段ボールの支給枚数(30〜50枚が目安)や有料オプションの範囲は業者ごとに違うため、申し込み前に確認しておくと当日の追加費用を避けられます。
単身パックのキャンセル料は?
標準引越運送約款に準拠する業者が多く、引越し3日前から発生します(前々日20%・前日30%・当日50%が上限の目安)。単身パックは予約枠が限られるため、約款より厳しい独自規定を設ける業者もあります。キャンセル料の起算日と料率は業者によって異なるので、契約時に必ず書面で確認してください。
単身パックとトラック便(単身プラン)はどちらが得?
荷物量と距離で入れ替わります。段ボール15箱前後+小型家電までで、大型家具が少なければ規格コンテナの単身パックが割安になりやすいです。シングルベッドや大型冷蔵庫があってコンテナに収まらない場合や、荷物が多い場合は、小型トラックを貸し切る単身プラン(トラック便)の方がトータルで安くなることがあります。全体の段取りは単身引越しの段取りガイドで確認できます。
新居のライフライン開通もまとめて手配する
単身パックの手配と並行して意外と手間がかかるのが、新居の電気・ガス・水道・インターネットを一つずつ手配する作業です。旧居側の停止・解約は現在契約中の各事業者へ直接ご連絡いただく必要がありますが、新居側の開通は窓口をまとめると負担を減らせます。電気は提携先の小売事業者への申込を引越し日に合わせて取り次ぎ、ガスは電気とまとめて開栓の手続きを進められます。仕事や学業で連絡の時間が取りにくい場合は、下記の窓口から新居のライフライン開通をまとめてご相談ください。
新居の電気・ガス・水道 開通受付
単身パックの引越しと並行して、新居の電気・ガス・水道・インターネットの開通手配についてもご相談いただけます。担当者より折り返しお電話します。
本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガスの開通取次と、水道・インターネットの開始手続きのご案内です。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。
- 1 ご相談内容
- 2 引越し情報
- 3 ご連絡先
- 単身引越しの段取り -- 手続き・荷造り・当日の動き方まで単身引越し全般
- 引越し費用の相場と節約のコツ -- 距離・時期・間取り別の相場と内訳
- 見積もりの取り方 -- 一括見積もりの仕組みと相見積もりの進め方
- 大学生の引越し完全ガイド -- 進学・就職時の段取り
- 引越し業者一覧 -- 各社の比較
出典
- 各引越し業者の公開する単身パックの料金・コンテナ寸法(日本通運・ヤマトホームコンビニエンス・西濃運輸・福山通運・サカイ引越センター)
- 国土交通省「貨物自動車運送事業法に基づく標準的な運賃」
- 標準引越運送約款(キャンセル料の起算日・料率)
本ページのコンテナ寸法・料金レンジは、当編集部が各社の公開情報を整理した一般的な目安です。寸法・料金・割引の内容は業者・時期・エリアによって変わるため、最新の情報は各社公式サイトでご確認のうえ、複数社の見積もりで比べることをおすすめします。