引越しの公共料金まとめ
引越しでは、電気・ガス・水道をはじめ、インターネット・NHK・新聞・宅配など、いくつもの支払い先で住所変更が必要です。このページは、それらを抜け漏れを減らすための「見取り図」です。いつ・どこへ・何の情報が要るか、旧居の精算と新居の請求、そして新居でライフラインが使えないときの対処までを一覧にしました。各ライフラインの詳しい手順は、それぞれの専用ガイドにリンクしています。
いつ・どこへ連絡するか(早見表)
| 料金 | 連絡のタイミング | 立ち会い | 連絡先・詳しい手順 |
|---|---|---|---|
| 電気 | 1〜2週間前 | 原則不要 | 各電力会社(Web・アプリ・電話)/電気の手続き |
| ガス | 1〜2週間前 | 新居の開栓は必須 | 各ガス会社(Web・電話)/ガスの手続き |
| 水道 | 3〜7日前 | 不要 | 新住所地の水道局/水道の手続き |
| インターネット | 2〜4週間前(繁忙期1〜2か月前) | 工事のときのみ | 契約中のプロバイダ/ネットの手続き・回線の選び方 |
| スマホ・携帯 | 引越し後すぐ | 不要 | 各キャリアのマイページ/スマホの住所変更 |
| NHK | 引越し前後 | 不要 | NHK(Web・電話)/NHKの住所変更 |
| 新聞・宅配 | 1週間前 | 不要 | 各販売所・各サービスのマイページ |
各ライフラインの申込方法・注意点は専用ガイドで詳しく解説しています。このページは全体の段取りと、複数にまたがって迷いやすい点(必要情報・精算・使えないとき)に絞ってまとめます。
引越し前後のスケジュール
公共料金の手続きは、まとめて一度にやるものではなく、工事や立ち会いが要るものから逆算して動くのがコツです。全体の流れをつかんでおきましょう。
- 1か月前:インターネットの移転・新規を申し込む
光回線は工事に時間がかかり、繁忙期は予約が取りにくくなります。いちばん先に動きます。 - 2週間前:電気・ガスの停止と開始を連絡
旧居の停止と新居の開始をまとめて手配します。ガスの新居の開栓は立ち会いが必要なので、引越し当日か前日の枠をこの時点で押さえます。 - 1週間前:水道・NHK・新聞・宅配
水道の使用中止と開始、NHKの住所変更、新聞・宅配の変更や解約を済ませます。 - 引越し当日:新居で使えるか確認
電気(ブレーカー)、ガス(開栓の立ち会い)、水道(元栓)を確認します。使えないときは後述の対処を。 - 引越し後:スマホの住所変更と、旧居の最終請求の確認
スマホ・携帯の住所を変更し、旧居の最終請求が新住所やWeb明細で受け取れるようにします。
手続きに必要な情報をそろえる
手続きの前に、次の情報を手元にそろえておくと、Webでも電話でもスムーズです。番号類は検針票(利用明細)や領収書に記載されています。
| 料金 | 手続きで求められる主な情報 |
|---|---|
| 電気 | お客様番号、供給地点特定番号(検針票に記載)、契約者名義、旧・新住所、使用停止日・開始日、支払い方法 |
| ガス | お客様番号、契約者名義、旧・新住所、閉栓日・開栓日(開栓の立ち会い希望日時)、支払い方法 |
| 水道 | 水道の使用者番号(お客様番号)、契約者名義、旧・新住所、使用中止日・開始日、支払い方法 |
| 共通 | 連絡がつく電話番号・メール、口座やカードなどの支払い情報 |
引越しの片づけで検針票を先にしまい込んでしまうと、番号がわからず手続きが止まります。手続きを終えるまでは、明細をまとめて1か所に置いておくと安心です。番号がわからない場合も、契約者名義と住所で照会できることが多いので、各事業者に相談してください。
各ライフラインの要点(詳しくは専用ガイドへ)
ここでは、電気・ガス・水道・ネットのそれぞれで最低限おさえる要点だけを短くまとめます。申込画面の流れや当日の段取りなど詳しい手順は、各専用ガイドで解説しています。
電気
- 旧居の電力会社に使用停止、新住所の電力会社に使用開始を連絡します(Web・アプリ・電話)
- 立ち会いは原則不要。スマートメーターの物件は、開始の申込が済んでいれば当日から使えます
- 引越しを機に契約先やプランを比べるのも一手です → 電気の引越し手続き
ガス
- 旧居は閉栓(立ち会い不要)、新居は開栓の立ち会いが必須です(ガス漏れ検査・点火確認のため)
- 立ち会いの枠は繁忙期に埋まりやすいので、日程が決まったら最初に予約します → ガスの引越し手続き
水道
- 水道局は市区町村ごとに違います。新住所の水道局へ使用開始、旧住所の水道局へ使用中止を連絡します
- 立ち会いは不要で、Web・電話で完結します → 水道の引越し手続き
インターネット
旧居の精算と、新居の請求開始
「使っていない期間の料金を払わされないか」「二重に取られないか」は、多くの人が気にする点です。基本の考え方はシンプルで、使用停止日までを日割りで精算し、新居は使用開始日から計算が始まるだけです。
| 料金 | 旧居(使用停止時) | 新居(使用開始後) |
|---|---|---|
| 電気 | 使用停止日までを日割り精算し、最終請求が届く | 使用開始日から計算。翌月以降に請求 |
| ガス | 閉栓時にメーターを確認し、最終請求が届く | 開栓日から計算。翌月以降に請求 |
| 水道 | 使用中止日までを精算(自治体で計算方法に差) | 使用開始日から。2か月分まとめての請求が多い |
- 最終請求は引越し後に届く:締め日の関係で、旧居の最終請求は引越し後に発生します。旧住所へ届くと受け取れないので、郵便の転送届(e転居)を出すか、Web明細に切り替えておきます
- 支払い方法で受け取り方が変わる:口座振替・カードなら自動で精算されることが多く、そうでなければ振込用紙が届きます
- 会社が変わると再登録:引越しで電力・ガス会社が変わる場合、支払い方法は新しい契約先で登録し直します
日割り精算の考え方
日割りは、月の基本料金と使用量に応じた料金を、使った日数分だけ負担する仕組みです。たとえば月の途中で使用を止めれば、その日までの基本料金と使用分だけが最終請求になります。逆に新居は、使い始めた日から計算が始まります。旧居と新居で同じ期間の料金が二重に請求されることは、原則としてありません。実際の金額は契約や使用量で変わるため、正確な額は各社の明細で確認してください。水道は2か月ごとの検針が多く、引越し直後の請求が数か月後にまとまって届くこともあります。
支払い方法は引き継がれる?
同じ会社で住所だけ変える場合は、口座振替やカードの支払いがそのまま引き継がれることが多いです。一方、引越しで供給エリアが変わり電力・ガス会社そのものが変わる場合は、新しい契約先で支払い方法を登録し直します。登録が完了するまでは振込用紙での支払いになることがあるため、開始の手続きと同時に支払い方法も登録しておくと、払い忘れを防げます。
新居でライフラインが使えないときの対処
入居初日に「電気がつかない」「ガスが出ない」「水が出ない」と慌てないために、原因と対処を知っておきましょう。多くは、開始手続きや元栓・ブレーカーの確認で解決します。
| 料金 | まず確認すること |
|---|---|
| 電気 | 分電盤(ブレーカー)が「入」になっているか。スマートメーターの物件は、使用開始の申込が済んでいないと通電しないことがある。申込を済ませても点かないときは電力会社へ連絡 |
| ガス | ガスは開栓の立ち会いが済むまで使えない。予約が未了なら早急に予約する。開栓後にガス機器が点かない場合はガス栓・器具側を確認 |
| 水道 | メーターボックス内の元栓(止水栓)が閉まっていないか確認し、開ける。使用開始の連絡が必要な自治体もあるので、出ないときは水道局へ連絡 |
電気・ガス・水道それぞれの申込方法や当日の段取りは、電気・ガス・水道の各ガイドで詳しく解説しています。特にガスは立ち会いの予約が要るため、引越し日が決まったら最初に押さえておくのが安全です。
特殊なケース(見落としやすい建物・契約)
建物や契約の形によっては、通常と手続きが変わることがあります。当てはまる場合は、早めに管理会社や事業者に確認してください。
| ケース | 気をつけること |
|---|---|
| プロパンガス(LPガス) | 都市ガスと会社・料金体系が異なります。物件が対応するガスの種類を確認し、指定のLPガス会社へ連絡します。ガス機器の適合(都市ガス用/LP用)にも注意します |
| 電気の高圧一括受電のマンション | 建物全体で電力会社と契約しているため、個別に電力会社を選べないことがあります。手続き先は管理会社や指定の窓口になります |
| 水道が管理会社の一括管理 | 一部の賃貸では、水道料金が家賃や共益費に含まれ、水道局への個別連絡が不要なことがあります。契約内容を確認します |
| オートロック・立ち会いのある物件 | ガスの開栓や回線工事で作業員が入る際、オートロックの解錠や管理人の立ち会いが要ることがあります。日程調整を早めに |
手続き漏れが起きやすいところ
- 水道の使用停止の連絡漏れ:退去後も基本料金が請求され続けます。引越しの数日前までに連絡します
- ガスの新居の開栓予約の遅れ:立ち会いが要るため、繁忙期は予約が埋まって当日に間に合わないことがあります
- NHKの住所変更漏れ:旧住所と新住所の両方に請求が発生するおそれがあります(NHKの住所変更)
- 新聞・宅配の解約/変更漏れ:旧居に配達が続いたり、定期便が新入居者に届いたりします
- ネット回線の解約金:更新月以外の解約は違約金がかかることがあります。契約先で更新月を確認します
引越しは公共料金を見直す好機
引越しは、電気・ガス・ネットの契約を見直すよいタイミングです。ただし、料金や割引の額は契約先・時期・使用量で変わるため、金額は各社の最新の料金プランで確認してください。
- 電気の契約先の見直し:新居での契約を機に、電力会社やプランを比べてみる(電気の手続き)
- 電気・ガスのセット:同じ会社にまとめると割引になるプランがある
- ネット回線のキャンペーン:新規契約や乗り換えの特典を確認する(回線の選び方)
- スマホの見直し:新居の電波状況も踏まえて、プランや会社を検討する(スマホの住所変更)
当サービスがお手伝いするのは、新居の電気・ガスの開通取次です。水道・インターネットは手続きのご案内のみで、取次は行いません。旧居の停止・解約、NHK・新聞・宅配などの住所変更は対象外のため、各事業者へ直接ご連絡ください。
よくある質問
公共料金の住所変更はいつまでにすればいい?
電気・ガス・水道は引越しの1〜2週間前まで(繁忙期は早めに)、インターネットは工事が要るため2〜4週間前(繁忙期は1〜2か月前)から動きます。NHK・新聞・宅配は引越し前後の数日で対応できます。特に、ガスの新居の開栓は立ち会いが必要で予約が埋まりやすいため、日程が決まったらいちばんに押さえてください。
住所変更に必要な情報は?
多くの手続きで「お客様番号(電気・ガス・水道の各番号)」「契約者の名義」「旧住所と新住所」「引越し日(使用停止日・開始日)」「支払い方法(口座やカード)」を聞かれます。検針票(利用明細)や領収書に番号が載っているので、手続き前に手元にそろえておくとスムーズです。電気は「供給地点特定番号」を求められることがあり、これも検針票に記載されています。
旧居の分の精算はどうなる?
使用停止日までの料金が日割りで精算され、後日、最終の請求書が届きます(電気・ガス・水道とも同様)。支払い方法によって、口座振替やカードで自動精算される場合と、振込用紙が届く場合があります。引越し後に旧住所へ最終請求が届くことがあるので、郵便の転送届(e転居)を出しておくか、Web明細に切り替えておくと受け取り漏れを防げます。
新居で電気・ガス・水道が使えないときは?
電気は分電盤(ブレーカー)が落ちていないか確認します。スマートメーターの物件は事前の使用開始申込が済んでいないと通電しないことがあります。ガスは開栓の立ち会いが済むまで使えません(未予約なら早急に予約を)。水道はメーターボックスの元栓(止水栓)が閉まっていることがあるので開けます。それでも使えないときは、各事業者へ連絡してください。詳しい手順は各ライフラインの専用ガイドにあります。
公共料金をまとめて変更できるサービスはある?
電気・ガス・水道・通信・NHK・新聞を一括で変更できる公的なサービスはなく、基本は個別の手続きになります。引越し総合ナビでは、新居の電気・ガスの開通手配のご相談を電話で受け付けています(水道・インターネットの手続きはご案内のみ)。旧居の停止・解約、NHK・新聞・宅配の住所変更は対象外です。
手続きを忘れるとどうなる?
旧居の使用停止を忘れると、退去後も基本料金が請求され続けたり、次の入居者の使用分が自分に請求されたりします。新居の使用開始を忘れると、入居初日に電気やガスが使えないことがあります。NHKや新聞・宅配は、住所変更を忘れると二重請求や旧居への配達が続く原因になります。
支払い方法(口座振替・カード)は引き継がれる?
同じ会社で住所だけ変える場合は、支払い方法が引き継がれることが多いです。一方、引越しで電力会社やガス会社が変わる場合(供給エリアが変わるなど)は、新しい契約先で口座振替やカードの登録をやり直すことになります。登録が済むまでは振込用紙での支払いになることがあるので、早めに手続きしてください。
新居の電気・ガスの開通は、早めに段取りしておくと入居初日から快適に過ごせます。引越し総合ナビでは、新居の電気・ガスの開通手配のご相談を電話で受け付けています(水道・インターネットの手続きはご案内のみ)。旧居の電気・ガスの停止は、契約中の各事業者へ引越し前に直接ご連絡ください。
新居の電気・ガスの開通受付
引越しの準備に合わせて、新居の電気・ガスの開通手配についてご相談いただけます(水道・インターネットはご案内のみ)。担当者より折り返しお電話にてご連絡いたします。
本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガスの開通取次と、水道・インターネットの開始手続きのご案内です。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。
- 1 ご相談内容
- 2 引越し情報
- 3 ご連絡先
本ガイドの根拠と最終確認
本ガイドは以下の一次情報をもとに編集しています。各URLは記載の日付時点で内容を確認しました。料金体系や制度は各事業者・各時期で改定されるため、最新の請求内容や申込方法は各社の公式案内でご確認ください。
- 資源エネルギー庁「電力・ガス」(2026-07-16確認)— 電気・ガス事業の制度概要
- NHK「受信料の窓口」(2026-07-16確認)— 放送法にもとづく受信契約・住所変更
- 各電力会社・ガス会社・水道局・通信事業者の公式案内(お客様番号・申込方法・料金は各社で確認)