ネット回線の乗り換えと移転
引越しでネット回線を動かす方法は「移転」と「乗り換え」の2択です。どちらを選ぶかで、支払う費用は2年間で3万〜5万円ほど変わることがあります。このページは、その損得を金額で判断するための記事です。違約金・工事費・工事費残債・キャッシュバックの目安と、主要5社の手続きの違い、2年間の総額シミュレーションを整理し、あなたの条件でどちらが得かを決められるようにします。
引越し当日までのネット手続きの段取りやスケジュール、主要8社の個別ページはインターネットの引越し手続きにまとめています。ここでは「移転か乗り換えか」という費用判断に絞って解説します。
移転と乗り換えの違いを費用でつかむ
移転は、今契約している回線を解約せず、そのまま引越し先へ住所変更する方法です。契約が続くので違約金はかからず、メールアドレスやオプションもそのまま使えます。一方で移転工事費が発生し、新規キャンペーンの対象外になることがほとんどです。
乗り換え(解約新規)は、旧居で今の回線を解約し、新居で別の回線を新しく契約する方法です。キャッシュバックや工事費実質無料といった新規キャンペーンを使えますが、更新月以外で解約すると違約金や工事費残債がかかります。両者の違いを費用の観点で並べると、次のようになります。
| 費用の項目 | 移転(住所変更) | 乗り換え(解約新規) |
|---|---|---|
| 違約金 | かからない(契約継続のため) | 更新月以外は発生(上限は月額料金相当) |
| 工事費残債 | 残らない(契約継続) | 分割払いの残り分を一括請求される場合あり |
| 工事費 | 移転工事費 0円〜4万円台(回線による) | 新規工事費 20,000〜40,000円前後(実質無料が主流) |
| キャッシュバック | 対象外が多い | 2万〜6万円前後の特典を使える場合が多い |
| メール・オプション | 継続して使える | 解約と同時に使えなくなる |
ざっくり言えば、移転は「余計な費用が少ない代わりに特典もない」、乗り換えは「特典が大きい代わりに解約費用がかかる」という関係です。どちらが得かは、乗り換えで得られる特典が、解約でかかる費用を上回るかどうかで決まります。
判断フローチャート
自分の状況を上から順にあてはめると、移転と乗り換えのどちらが向いているかが分かります。金額の目安を添えているので、費用感を持って判断してください。
| あなたの状況 | おすすめの選択と理由 |
|---|---|
| 契約更新月にあたる | 乗り換え。違約金0円で新規キャンペーン(2万〜6万円前後)をそのまま得できる |
| 更新月ではないが違約金は月額相当(〜5,000円台) | 乗り換えが有利になりやすい。キャッシュバックが違約金を大きく上回る |
| 2022年6月以前の契約で違約金が高額(1万〜2万円台) | 違約金補填キャンペーン(上限2〜4万円程度)の有無で判断。補填があれば乗り換え、なければ移転 |
| 引越し先が現回線の提供エリア外 | 乗り換え一択。移転できないため新居で使える回線を新規契約する |
| 集合住宅で使える回線が建物側で限定されている | 管理会社に確認したうえで、対応回線へ乗り換えるか、対応していれば移転 |
| スマホとのセット割を維持したい | 同じ通信グループの回線へ移転または乗り換え。セット割の継続を最優先 |
| 工事費残債が多く残っている | 移転が無難。乗り換えると残債が一括請求され、キャッシュバックが相殺されやすい |
「乗り換え先のキャッシュバック − 違約金 − 工事費残債」がプラスなら乗り換え、マイナスなら移転。更新月にあたる、または違約金が月額相当(数千円)に収まるなら、乗り換えが有利になるケースがほとんどです。
違約金・工事費・工事費残債の金額レンジ
判断の土台になるのが、解約でいくらかかるかです。項目ごとに、実際の金額の目安を押さえておきます。金額はプランや契約時期、申込窓口によって変わるため、最終的な確認はご契約先の会員ページや契約書で行ってください。
違約金(解約金)の目安
違約金は、契約をいつ結んだかで水準が大きく変わります。2022年7月の電気通信事業法改正で、それ以降に結んだ契約の違約金には「月額料金相当が上限」というルールが入りました。このため新しめの契約では、違約金がおおむね1,000円〜5,000円台に収まります。一方、2022年6月以前から続いている契約は旧ルールのままで、1万円〜2万円台の違約金が残っていることがあります。まず自分の契約がどちらかを確認するのが、費用判断の出発点です。
移転工事費の目安
同じ回線を新居へ移す移転工事費は、回線によって0円から4万円台まで開きがあります。NTT東西の設備を使う光コラボ系(ドコモ光・楽天ひかりなど)は同一エリア内で11,000円前後、東日本と西日本をまたぐ移転では22,000円が目安。屋内配線工事だけで済む場合や無派遣工事のときは3,000円台に下がります。auひかりやNURO光は独自設備のため「移転」という仕組みがなく、解約して新居で新規契約し直す扱いになります。
工事費残債(一括請求される分)
工事費を分割で払っている途中に解約すると、残りの回数分が一括で請求されます。これが工事費残債です。「工事費実質無料」は、工事費と同じ額を毎月の料金から割り引く仕組み。割引が終わる前に解約すると、割り引かれていない分がそのまま残債になります。たとえば工事費22,000円を24回払いにしていて、12回分が残っている状態で解約すると、およそ11,000円が一括で乗ってきます。
ここでも2022年7月以降の契約には上限規制があります。工事費残債として請求できるのは、契約期間(24か月未満の契約は24か月として計算)に応じて減っていく額が上限です。2年拘束の契約を2か月で解約した場合、工事費の(24−2)÷24を上限として請求できる、という考え方です。古い契約ほど残債が丸ごと請求されやすいので、契約時期の確認が効いてきます。
主要5社の引越し手続き比較表
移転か乗り換えかを選ぶうえで欠かせないのが、契約中の回線が移転に対応しているか、対応していないなら乗り換えでどれだけ得できるかです。利用者の多い5社について、移転可否・移転工事費・違約金の傾向・キャッシュバックの傾向・受付窓口を1つの表にまとめました。金額はキャンペーンや契約時期で変動するため、傾向として捉えてください。
| 回線 | 移転の可否 | 移転工事費の目安 | 違約金の傾向 | 乗り換えCBの傾向 | 受付窓口 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドコモ光 | 移転できる | 同一エリア11,000円前後/東西またぎ22,000円 | 更新月外で発生(新契約は月額相当が上限) | 新規で数万円規模の特典が多い | My docomo/電話 |
| ソフトバンク光 | 移転できる | 移転工事費無料の特典あり | 更新月外で発生(新契約は月額相当が上限) | 他社違約金の還元系が中心 | My SoftBank/電話 |
| auひかり | 移転の仕組みなし(解約新規) | 新規工事費 戸建て・マンションで数万円台 | プランにより発生。撤去工事費が別途かかる場合あり | キャッシュバック+違約金還元の組合せ | 電話(引越し・解約窓口) |
| NURO光 | 移転の仕組みなし(解約新規) | 引越しサポート特典で残債・工事費を実質無料にできる場合あり | 更新月外で発生(新契約は月額相当が上限) | キャッシュバックが手厚い傾向 | マイページ(引越し手続き) |
| 楽天ひかり | 移転できる | 同一エリア11,000円前後/東西またぎ22,000円 | 更新月外で発生(新契約は月額相当が上限) | 楽天ポイント還元・セット割中心 | 楽天ブロードバンド会員ページ |
表から読み取れる要点は3つです。ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかりは移転できるので、更新月でなければ移転で違約金を避けやすくなります。auひかりとNURO光は移転の仕組みがなく、どのみち解約新規になるため、最初から乗り換えとして特典の大きさを比較するのが合理的です。そしてスマホとのセット割を使っている場合は、同じ通信グループの回線に合わせると、月数百円〜1,100円の割引を家族分まで維持できます。
キャッシュバックの相場と「窓口で条件が変わる」落とし穴
乗り換えで得できるかどうかを左右するのが、キャッシュバックの額です。光回線の新規申込で受け取れる特典は、おおむね2万円〜6万円程度が目安になります。金額は回線・時期・申込窓口で大きく動くため、契約時点の最新の条件を必ず確認してください。同じ回線でも、どこから申し込むかで受け取れる額と条件が変わる点は、多くの人が見落とします。
申込窓口は、大きく分けて公式(回線事業者・プロバイダ直販)と、家電量販店・比較サイト・販売代理店の2系統です。公式窓口は特典が控えめでも条件がシンプルで、オプション加入や有料サービスの必須加入が少ない傾向があります。一方、代理店窓口は表示上のキャッシュバック額が大きく見えても、有料オプションの同時加入や、受取が開通から半年〜1年後、申請手続きが必要といった条件が付くことが少なくありません。額面の大きさだけで飛びつくと、条件を満たせず満額を受け取れないことがあります。
比較のときは、キャッシュバックの額だけでなく、受取時期・申請の要否・オプション加入条件・実質月額(特典を月数で割った実負担)まで並べて判断してください。回線ごとの傾向も押さえておくと選びやすくなります。ドコモ光はプロバイダ経由の特典が手厚く、ソフトバンク光は他社の違約金を還元する形が中心、NURO光はキャッシュバック自体が大きめ、楽天ひかりは現金より楽天ポイント還元とセット割で実質負担を下げる設計です。auひかりはキャッシュバックと違約金還元を組み合わせる窓口が目立ちます。いずれも確定額は時期と窓口で変わるため、最終確認は各社の会員ページや申込ページで行ってください。
移転・乗り換えの申込はいつまでに済ませるか
移転か乗り換えかを決めたら、次に効いてくるのが申込のタイミングです。損得の判断そのものにも「間に合うかどうか」が絡むため、期限感を持っておく必要があります。開通工事は申込からすぐには入れず、混み具合によっては引越し日に間に合わないことがあるためです。
通常期であれば、引越しの3〜4週間前までに移転または乗り換えを申し込むのが目安です。3〜4月の繁忙期は工事枠が急激に埋まり、開通まで1〜2ヶ月待ちになることも珍しくありません。この時期に引越すなら、1ヶ月半〜2ヶ月前には動き始めるのが安全です。申込が遅れて工事が引越し後になると、その間モバイルWi-Fiなどのつなぎ費用が余計にかかり、乗り換えで得たキャッシュバックが目減りします。つまり「早く申し込むこと」自体が、損得判断の一部です。
受付窓口の傾向も回線ごとに異なります。ドコモ光やソフトバンク光は会員ページと電話の両方で受け付け、auひかりは電話中心、NURO光や楽天ひかりはマイページからの手続きが基本です。移転できる回線は現在の契約先へ、移転の仕組みがないauひかり・NURO光は乗り換え先への新規申込と旧回線の解約を並行して進めます。申込から工事日確定までの日数や、旧居の撤去工事の段取りといった手続き全体のスケジュールはインターネットの引越し手続きにまとめているので、ここでは「いつまでに決断して申し込むか」という費用判断の期限として押さえてください。
2年間トータルコストで比べるシミュレーション
月額料金だけを見ると移転も乗り換えも大差がありません。差が出るのは初期費用と特典です。ここでは月額5,500円の光回線を2年間使う前提で、移転した場合と乗り換えた場合の総額を並べます。金額は目安で、実際の特典額や違約金は契約条件によって変わります。
| 費用の内訳(2年間・月額5,500円想定) | 移転した場合 | 乗り換えた場合 |
|---|---|---|
| 月額料金(5,500円×24か月) | 132,000円 | 132,000円 |
| 工事費 | 22,000円(移転工事費) | 0円(実質無料キャンペーン) |
| 違約金 | 0円(契約継続) | 0円(更新月または違約金補填で相殺) |
| キャッシュバック | 0円 | −30,000円(受取額を差し引く) |
| 2年間の総額 | 154,000円 | 102,000円 |
この例では、乗り換えのほうが2年間で約52,000円安くなります。差額の中身は、移転で払う工事費22,000円と、乗り換えで受け取るキャッシュバック30,000円の合計です。逆に、違約金や工事費残債が2万円以上残っていて、乗り換え先の特典で相殺しきれない場合は、移転のほうが安くなります。判断の分かれ目は「特典 − 違約金 − 工事費残債」がプラスかマイナスか、というシンプルな式で表せます。
自分の条件にあてはめるときは、乗り換え側のキャッシュバック欄に受け取れる特典額、移転側の工事費欄に見積もりの移転工事費、そして乗り換え側の違約金欄に「違約金+工事費残債 − 違約金補填」を入れて総額を計算してください。総額が小さいほうが得な選択です。
今の回線が引越し先でそのまま使えるかの判定
移転を選ぶ前提として、今の回線が引越し先で使えるかを確認します。判定は2段階です。順にたどれば、移転できるか、乗り換えが必要かが分かります。
- 提供エリアを確認する — 回線事業者の公式サイトに引越し先の住所と建物名を入力し、対応エリアかを調べます。エリア外なら移転はできず、乗り換えになります。
- 建物の設備を確認する — 集合住宅は建物に導入済みの回線が決まっている場合が多いため、管理会社や管理組合に「どの回線・どの配線方式が使えるか」を確認します。希望の回線が建物で使えないと、対応回線への乗り換えが必要です。
- 配線方式を確認する — 光配線方式なら高速回線を選べますが、VDSL方式は最大100Mbps程度に制限されます。速度を重視するなら、建物側が光配線に対応しているかを申込前に確認します。
- 戸建ては引き込みを確認する — 戸建てへの引越しでは、電柱から建物までの光ファイバー引き込みが必要です。距離や壁面の穴あけの有無で追加工事費が出ることがあるため、現地調査で総額を確認します。
エリアと建物設備の2つを満たせば移転できます。どちらかを満たさない、あるいは満たしても料金・速度に不満があるなら、乗り換えを検討する場面です。
回線タイプ別の引越し手続きの違い
ここまでは光回線を前提に説明してきましたが、ホームルーターやモバイルWi-Fiは手続きが異なります。工事の有無と住所変更の扱いを、回線タイプごとに整理します。
| 回線タイプ | 引越し時の手続き | 工事の有無 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 光回線 | 移転(住所変更)または解約新規 | 撤去工事・開通工事が必要(無派遣の場合あり) | 開通まで2〜4週間。繁忙期は1ヶ月半ほど |
| ホームルーター | 登録住所の変更届のみ | 不要(コンセントに挿すだけ) | 登録住所以外では使えない機種が多い。住所変更を忘れると通信停止 |
| モバイルWi-Fi | 住所変更のみ(不要な機種も) | 不要(持ち運び可能) | 住所に縛られないため開通までのつなぎにも使える |
| ケーブルテレビ回線 | 提供エリア内なら移転、エリア外は解約 | 移転先で工事が必要 | 地域限定サービスのため引越し先で使えないことがある |
光回線は移転工事を伴うため早めの申込が要りますが、ホームルーターやモバイルWi-Fiは住所変更だけで引き続き使えます。工事枠が取りにくい繁忙期に引越すなら、光回線の開通までホームルーターやモバイルWi-Fiでつなぐ組み合わせも現実的です。
スマホとのセット割で2年総額を下げる
乗り換え先を選ぶときに効くのが、スマートフォンとのセット割です。同じ通信グループの光回線に合わせると、スマホ1回線あたり月数百〜1,100円が割り引かれ、家族の回線数が多いほど効果が大きくなります。単月の割引は小さく見えても、2年総額で比べると数万円規模の差になるため、移転・乗り換えの損得を計算するときはセット割まで含めて判断してください。
自分のスマホがどの光回線とセット割になるかは、キャリアごとに決まっています。契約中のスマホから対応する光回線を確認し、乗り換え先の候補を絞り込みます。
| スマホのキャリア | セット割の対象になる主な光回線 | 割引の傾向(1回線あたり月額) |
|---|---|---|
| ドコモ | ドコモ光 | 数百円〜1,100円程度。家族回線もまとめて対象 |
| au・UQモバイル | auひかり、コミュファ光などの対象コラボ回線 | 数百円〜1,100円程度。UQモバイルは割引額がやや控えめ |
| ソフトバンク・ワイモバイル | ソフトバンク光、NURO光(対象プラン) | 数百円〜1,100円程度。ワイモバイルは割引額がやや控えめ |
| 楽天モバイル | セット割の対象回線なし(楽天ひかりはポイント還元で実質負担を軽減) | 月額割引はなし。ポイント還元で代替 |
| 格安SIM(上記以外) | キャリア系のセット割対象外が多い | セット割は期待せず、回線単体の実質月額で選ぶ |
たとえば家族4人がドコモのスマホを使っていて、1回線あたり月1,100円のセット割が付けば、2年間で最大10万円前後の削減。逆に楽天モバイルのように月額割引のセット割がないキャリアでは、光回線側の月額とキャッシュバックだけで比較します。注意したいのは、セット割が自動では適用されず、申込みが必要な点。契約中のスマホがどの光回線とセット割になるかを先に確認してから乗り換え先を絞ると、2年総額を無理なく下げられます。
工事費残債・撤去工事・機器返却の実額と条件
乗り換えや解約のときに見落とされがちなのが、月額料金以外の精算です。想定外の請求を防ぐために、発生する費用と条件を確認します。
撤去工事の要否と費用
旧居の光ファイバー設備を撤去する工事は、契約内容と建物によって要否が変わります。賃貸物件では退去時の原状回復として撤去を求められることがあり、撤去工事費が発生する場合と無派遣で完了する場合があります。マンションタイプは撤去不要のことが多く、次の入居者がそのまま使えるケースもあります。持ち家では設備を残せることが多いですが、要否は解約連絡のときに回線事業者へ確認し、費用が出るなら見積もりを取っておくと安心です。
レンタル機器の返却
ONU(回線終端装置)やWi-Fiルーターをレンタルしている場合、解約後に返却しないと機器代を請求されます。返却キットが送られてくるか、自分で梱包して送るのかは事業者で異なるため、解約時に返却方法と期限を確認します。移転で同じ回線を継続するなら、機器を新居へ持参してそのまま使えることもあります。
メールアドレスとひかり電話の番号
プロバイダを解約すると、そのプロバイダのメールアドレスは使えなくなります。銀行やショッピングサイトの登録に使っている場合、解約前に登録先を変更しておかないと連絡が届かなくなります。ひかり電話の番号も、事業者をまたぐ乗り換えでは引き継げないことがあるため、番号を残したいときは事前に引き継ぎ可否を確認してください。
ネットが使えない空白期間を作らない段取り
乗り換えで失敗しやすいのが、旧回線を先に解約してしまい、新回線の開通まで数週間ネットが使えなくなるケースです。開通工事は申込から2〜4週間、繁忙期は1ヶ月以上かかります。
空白を作らないコツは、新回線を先に申し込み、開通日が確定してから旧回線を解約することです。引越しの1ヶ月前には新回線を申し込み、開通工事日を引越し日の直後に設定しておくと安心です。工事が間に合わないときは、モバイルWi-Fiのレンタル(月額3,000〜5,000円程度)やスマートフォンのテザリングでつなぎます。引越し当日までの全体スケジュールや主要8社の個別手続きはインターネットの引越し手続きで詳しく整理しています。
複数の事業者が、旧回線の違約金を補填するキャンペーンを展開しています(上限2〜4万円程度)。高額な違約金があっても、補填を使えば乗り換えのほうが得になるケースがあります。補填の有無と上限金額、対象になる違約金の種類を必ず確認してください。
引越し時の電気・ガス・水道 開通受付
引越し先の電気・ガス・水道の開通手続きをまとめてご相談いただけます。担当者より折り返しお電話にてご連絡いたします。
本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガスの開通取次と、水道・インターネットの開始手続きのご案内です。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。
- 1 ご相談内容
- 2 引越し情報
- 3 ご連絡先
ネットの移転・乗り換えと同時にライフラインもまとめて片づける
ネット回線の移転・乗り換えを決める頃には、電気・ガス・水道の開通手配も並行して発生します。回線事業者やプロバイダの比較サイトはネット単体で完結するため、電気・ガス・水道までは面倒を見てくれません。引越しプロは市区町村ごとのライフライン窓口データをもとに、新居の電気・ガス・水道の開通を1回の相談でまとめて取り次げます。窓口ごとに電話をかけ直す手間を省きたい方は、ネットの手続きと合わせてご相談ください。
電気は新電力への申込、ガスは管轄事業者への開栓取次、水道は管轄水道局への使用開始取次を、新居の使用開始日に合わせて手配します。旧居側の停止・解約は現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。
よくある質問
移転と乗り換え、どちらが得ですか?
契約更新月にあたるなら、違約金がかからず新規キャンペーンを使える乗り換えが有利です。更新月以外で違約金が高額なときは、違約金の発生しない移転が無難になります。判断は「乗り換え先のキャッシュバック − 違約金 − 工事費残債」がプラスかどうかで決めます。プラスなら乗り換え、マイナスなら移転が経済的です。2年間の総額で比べると、条件次第で3万〜5万円ほど差が出ることがあります。
解約金(違約金)はいくらかかりますか?
2022年7月以降に結んだ契約は、電気通信事業法の改正で違約金の上限が「月額料金相当」に制限されました。このため多くの光回線で違約金はおおむね1,000円〜5,000円台に収まります。ただし2022年6月以前から継続している契約は旧ルールのままで、1万円〜2万円台の違約金が残っているケースがあります。契約書か会員ページで、いつ契約したかと更新月を確認してください。
工事費残債は引越し時にどうなりますか?
工事費を分割払いしている途中で解約すると、残りの回数分(残債)が一括で請求されます。「工事費実質無料」は工事費と同額を毎月割り引く仕組みのため、割引が終わる前に解約すると、割り引かれていない分がそのまま残債になります。工事費が22,000円で24回払いのうち12回分が残っていれば、およそ11,000円の請求です。ただし2022年7月以降の契約は、残債請求にも上限規制がかかります。
移転工事費はいくらですか?
同じ回線を引越し先へ移す移転工事費は、回線によって0円から4万円台まで幅があります。ドコモ光・楽天ひかりは同一エリア内で11,000円前後、NTT東西をまたぐと22,000円が目安です。ソフトバンク光やビッグローブ光は移転工事費無料の特典があります。auひかり・NURO光は「移転」の仕組みがなく、解約して新規契約し直す扱いになるため、工事費や特典の条件が変わります。
今使っている回線は引越し先でもそのまま使えますか?
2つの条件を満たせば移転できます。1つ目は引越し先が現在の回線の提供エリア内であること、2つ目は建物側で希望の配線方式(光配線・VDSL・LAN方式)が使えることです。エリアは回線事業者の公式サイトで住所と建物名を入力すれば確認できます。集合住宅では建物に導入済みの回線が決まっている場合が多いため、管理会社への確認が確実です。どちらかを満たさないときは乗り換え(解約新規)になります。
ホームルーターやモバイルWi-Fiは引越しでどう手続きしますか?
光回線が移転工事を伴うのに対し、ホームルーターやモバイルWi-Fiは工事が不要で、住所変更の届け出だけで引き続き使えます。ホームルーターは登録住所以外では使えない機種が多いため、住所変更を忘れると通信が止まることがあります。モバイルWi-Fiは住所に縛られないので、開通工事までのつなぎとしても便利です。
引越し中にネットが使えない空白期間はどうカバーしますか?
光回線の開通工事は申込から2〜4週間、繁忙期は1ヶ月半ほどかかるため、その間の空白をモバイルWi-Fiのレンタル(月額3,000〜5,000円程度)やスマートフォンのテザリングで埋めます。空白を作らないコツは、新回線を先に申し込んで開通日を確定させ、開通を確認してから旧回線を解約することです。引越し当日までの段取りの詳細は「インターネットの引越し手続き」ガイドで整理しています。
- インターネットの引越し手続き — 手続き全体の段取り・主要8社の個別ページ
- 引越し手続きの全手順
- 引越し手続きチェックリスト
本ガイドの根拠と最終確認
本ガイドの違約金・工事費残債に関する制度説明は、総務省の公表資料を基に編集しています。違約金・工事費・キャッシュバックの金額はプラン・契約時期・申込窓口によって変動するため、最終的な金額はご契約先の会員ページ・契約書でご確認ください。
- 総務省「電気通信消費者情報コーナー(消費者保護ルール)」 — 2022年7月改正による違約金・工事費残債の上限規制
- 各回線事業者・光コラボ事業者の公式サイト「お引越し」ページ — 移転工事費・移転可否・受付窓口